北陸で水揚げされる魚

秋の魚

【サバ(スズキ目亜目サバ科) 】

一般的にサバというとマサバとゴマサバの2種類を指しますが、石川県でとれるのは、ほとんどがマサバです。サバは生後2年頃から産卵をするものが約半数、生後3年になるとすべてのサバが産卵します。寿命はおよそ10年と言われています。ビタミンやEPA、タウリンなどが多く含まれており栄養価の高い魚です。
サバには旬が2度あります。最初の旬は5〜6月の産卵期、次の旬は9〜10月で、石川県では特に「秋サバ」と呼び、よく食べられます。

【サンマ(ダツ目サンマ科) 】

サンマは、8月中旬に産卵のために千島海域から南の海へ向かいます。初めは形も小さく痩せていますが、秋に日本列島の東沿岸にたどり着く頃には、脂肪が魚体の80%にもなり形も大きく見事なサンマに成長します。味も最高となります。牛肉に比べカルシウムは約4倍、ビタミン類は総じて12倍で、栄養価値の面でも充実した魚です。

【タイ(スズキ目スズキ亜目タイ科) 】

約10種類のタイ科の代表がマダイです。他にチダイ、キダイ、クロダイなどがいます。日本近海のマダイは、岸からあまり遠くない岩礁地帯に生息しています。4月末頃の産卵期のタイは「桜ダイ」といい珍重されます。 産卵直前の体長30cm位、1kg前後のものが最も美味です。しかし産卵後は身が痩せて味が落ちます。

【サケ(ニシン目サケ科) 】

サケにはシロザケ、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ(キングサーモン)などがあり、一般的にサケという場合はシロザケを指します。秋に川の上流で卵を産むとオス・メスともにその一生を終えます。卵は約2ヶ月で稚魚となり、春になるとはるか北太平洋の海を目指しての長い旅へと出発します。3〜5年後、再び生まれた川に戻ってきます。石川県でも手取川でサケの放流事業が行われ、順調な回帰を示しています。

【カマス(スズキ目ボラ亜目カマス科) 】

日本でお目にかかれるカマスには赤カマスと青カマス(ヤマトカマス)がありますが、石川県でとれるのは赤カマスの方で20〜30cmのものが普通です。カマスは脂肪が少なく低カロリーの魚で、カマスを食べると母乳の出が良くなるとも言われています。 カマスがいちばん脂がのって美味しい時期は9〜10月です。小さいものから大きいものになるほど、美味しさは増すのですが、価格もぐんと高くなります。

【甘エビ(十脚目タラバエビ科)】

甘エビはホッコクアカエビが正式名称で、北陸から北の日本海にかけて水深200〜500mの深海に生息しています。甘エビは最初オスとして成熟し、ふ化後4年目の春に性転換しメスになるという珍しい生態を持っています。卵を抱いたメスは200〜300mの少し浅い場所へ移動し、稚エビを放出します。トロリとした甘味はグリシン、アラニン、セレンなどのアミノ酸類によるものです。またタウリンも多く含まれ、脳卒中、高血圧、心臓病などの成人病予防食として効果があります。。

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