干物のジャンボ3兄弟最終製品「ジャンボ真ホッケの一夜干し」登場です。

いつも格別のお引き立てを賜りまして誠にありがとうございます。

さて標題のとおり、ジャンボ干物3兄弟シリーズの末っ子登場です。今までの2種類は海外産の原料を使っておりましたが、今回は純粋な国産原料商品です。

20130320 (11)

商品コード:  1055
商品名:    ジャンボ真ほっけ一夜干し
サイズ:     約250グラム~ ⇒約350グラム(@2013.3.27.訂正)
入数:     5枚/パック
価格:     250円/枚(1,250円/パック) ⇒約300円/枚予定(@2013.3.27.訂正)
※原料サイズが間違っておりましたので訂正させて頂きます。申し訳ございません!(@2013.3.27.)
https://izakayaouentai.co.jp/item/view.cgi?no=195

上の製品画像のとおり、30センチ物差しと比べても見劣りしません。さすがに「ジャンボノルウェーサバ一夜干し」や「ジャンボ真あじ一夜干し」に比べると一回り程度小さくはなりますが、それでも存在感は十分あります。それにその分だけお値段もお値打ちになっておりますし、これ単体であれば充分にインパクトはあると思います。

ところで「ほっけ」と言えばここ最近は「しまほっけ(縞法華)」がかなり流通してきています。とっても脂があって美味しい魚ですよね。ちなみに下の画像の右が「しまほっけ」、左が「真ほっけ」になります。

P9290127 しまほっけ一夜干し
【真ホッケ】                      【しまほっけ】

このシマホッケ、昔は「表皮の縞模様が猫(虎)みたいで気持ち悪い!」とか悪口をたたかれて全然売れなかったようなのですが(笑)、ここ近年はよくスーパーなどでも見かけるようになりました。ようやく魚が一般に浸透してきたんですね。ところが残念なことに、この「シマホッケ」もかなり供給状況が悪いようです。そこで最近ではこのシマホッケの搬入減を受けて、量販店や水産加工業のお店も国産の真ホッケに切り替えを進めているところもかなり多くなってきたみたいです(※シマホッケの原料供給事情についてはまた日を改めて状況説明させて頂こうと思っています)。

ただ、この真ホッケ、イメージ的には「脂がなくてパサパサ」とか「寄生虫が・・・」とあまり良くないイメージを持たれている方も多いかもしれません。

でも、これは原料の良し悪しをしっかり見分けていないからなんです。

以前、北海道漁連の担当者さんにお聞きしたことがあるのですが、真ホッケは美味しい時期が限定されており、その時期のホッケは脂があって最高なのですが、その他の時期のものはパサパサしていたり寄生虫がいたりするんだそうです。だから原料の選別が特に大切になるんですね。

では、なぜ真ホッケがパサパサするというイメージになるのか?あくまでも私見ですが、これは食品流通独特の事情もあるように思います。聞いたところによるとスーパーなどがメインの得意先になる加工屋さんなどは、一度採用してもらった商品供給を欠品すると多額のペナルティーを取られることになるそうです。そうするとどうしても味は二の次で、欠品しないことを最優先にせざるを得ない、ということになるのが自然でしょうから、そういう意味では一般に販売されているもののすべてが「当たり」のシーズンのものという訳にはいかないのだと思います。そう考えると、もちろん美味しい時期のものが陳列されることもありますが、そうでないシーズンのものも店頭に並んでしまうのは現状の流通システムではやむを得ないのかな、と思います。

今回ご提案させて頂くこの真ホッケにつきましては、数種類のロットを検品した上で「コレ!」と決めて仕入れましたので、真ホッケらしい脂は十分にある商品に仕上がっています。その分数量に限りがあり、「常にいつもあります!」とお伝えすることができないのが心苦しいのですが、上述のとおり「当たり外れ」が大きい魚ですので、ある程度以上の品質が担保されない場合は休売とさせていただこうと思っております。もちろんある程度の原料は抑えましたのですぐに欠品ということはないと思います。ご安心くださいね。

なお、サンプルを調理したらこんな感じに焼きあがりました。
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以前真ホッケを取り扱っていた時は「真ホッケの昆布白醤油干し」という和風テイストにしていたのですが、今回の商品は取り敢えず「一夜干し」でスタートしてみます。またお客様からのご要望があれば昆布白醤油干しに変更することも考えたいと思いますので、使って頂いた感想、是非お聞かせくださいね!